雑誌の挿絵をかいたりする仕事がしたい。でもなかなかむずかしいので自分で雑誌を作ろうと思っています。
「雑誌といえば星占いのページだな」と思いついたのですが、占いはできないので、代わりに12星座の由来する神話を紹介するページを作ることにしました。
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おひつじ座
いじわるな継母から兄妹を救った黄金のひつじがモデルになっています。兄弟はひつじの背中に乗って空を駆けていきますが、妹は途中で海に落ちてしまいます。その前の状態の絵。
おうし座
美しい少女に惹かれた神さまが、白い牛に姿を変えて少女に近付き、そして攫ってしまいます。少女は突如として走り出した牛から振り落とされないように、ツノを掴んでいることしかできませんでした。「嘘でしょ」と呆然とする少女の絵。
ふたご座
神さまと人間のあいだに生まれた兄弟は、弟だけが不死の体を持っていました。戦いで息絶えた兄を想う弟は、神様に願って不死の力を兄と分けてもらって、末長くなかよく暮らしたのでした。
かに座
英雄と戦っている友だちの怪物を助けようと駆けつけたカニは、英雄に踏み潰されてしまったのでした。という絵。右上の黄色のが英雄の足です。
しし座
谷底の洞窟に住む人喰いライオンがモデルになっています。矢でも棍棒でも死なないライオンは、3日間首を締められて息絶えたのでした。という柄の悪いライオンがかけて満足でした。
おとめ座
1年のうち3ヶ月を冥界で過ごさなければならなくなった娘を想って嘆く母親が由来になっています。彼女は農作物の神さまでもあるので、彼女が嘆いている間は作物が実らず冬が訪れるのだそうです。
てんびん座
正義の女神が持っている、善悪を測る天秤が由来になっています。
さそり座
自分の力に慢心する英雄を懲らしめたサソリがモデルになっています。サソリとオリオンの星座のお話は有名ですね。
いて座
弓の名手でもあり博識なケンタウロスがモデルになっています。ケンタウロスの大半は野蛮であるとされていますが、彼は聡明で多くの人の師匠として活躍したのだそうです。
やぎ座
神さまの宴会に怪物が乱入してきた際に、あわてて逃げたヤギの神さまが由来になっています。あわてて変身したために、下半身は魚、上半身はヤギになってしまったのだとか。
みずがめ座
神さまに給仕する美しい少年が持つ水瓶がモデルになっています。中に入っているのは不老不死のお酒なのだそう。
うお座
やぎ座と同じく、宴会に乱入してきた怪物から逃げるために魚に変身した親子がモデルになっています。離れ離れにならないように、お互いを結んで逃げたそうです。
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…というように神話を調べたり、絵をかいたりしました。諸説あるものは気に入ったものを選んでいます。
これらをこうしたいな〜と思っています↓